中3娘の部活の大会の日だった。
朝7時、会場に現地集合とのことで、
自動車で娘を送迎した。
それは25分くらいか。
車中はあたりさわり無い会話だった。
いや、会話にもなっていなかったのかもしれない。
気まずくなって、モーツアルトを流した。
リラックスしてもらえればと考えた。のだが、
問題は根深かったのだと知る。
コロナ禍もあって、観戦は出来ないと思っていた、が
後ほど妻が見に来るという。
だから、帰りの迎えは不要だと。
帰宅後、妻から昨晩の話を聞いた。
「ママに最後の大会を見に来て欲しい。
パパは来ないで欲しい」
これが、何故か?
「分かる?」と妻から言われ、私は分からなかった。
だけど、中3娘には、明確な理由があった。
1年9ヶ月前の秋、当時、中1だった娘が出た新人戦大会で
私は、大失態を犯してた。
大会の結果は、娘の学校が最下位だった。
私は最下位のチームに声援を送るというのが
初体験だったのも相まって、妙に興奮したのを覚えてる。
要は、自分本位で感想を言ってしまったのである。
初の晴れ舞台で頑張った我が子の気持ちをそっちのけ、で。
その日から、中3娘は誓ったらしい。
「もう2度と応援してもらいたくない!」と。
今日、教えてもらうまで、気づいていなかった日々。
恥ずかしいやら、情けないやらだが、
反省だけならサルでも出来る。
言葉を、行動を変えるしかない。
最近、読んだ本の一節を思い出した。
【ありのままを受け入れる】
そこから親と子とではなく、
人と人としての信頼関係がスタート出来るのだ、と。
今日まず1つ、
中3娘の気持ちを想像して、
行動を起こしてみよう。
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