中3娘の高校受験カウントダウンが50日を切った。
それはつまり、新しい年、2022年が始まって、
ひと月が終わろうとしている……ということだった。
約7ヶ月前、ドラゴン桜のTVドラマを観てから、
我が家では実践している儀式がある。
それは、月に1度、家族で外食に行き、
ふだんは話さないことも、ざっくばらんに話す。
いつもと違う食卓で、顔を見合わせて食べる。
どこにでもありそうな、ありふれた景色ではある。が、
それぞれが忙しそうに生きているのを少しお休みする。
ホッとした空間の中で、気持ちを和らげるための
貴重な1時間なのだ。
この月1プチイベントは、往々にして、月末、
最終週の日曜日になることが常だった。
そこには、
「今月もここまで頑張ってきたね」というお互いへの
リスペクトの気持ちや感謝、ねぎらいの気持ちなどが込められていて、
自然とスケジュールして来ていた。
良い流れのペースが出来つつあり、家族の誰もが、楽しみにする時間として
育っていたのだ。
その時に行く場所は、中3娘のリクエストに応じていた。
ファミレスや回転寿司、はたまた韓国料理など、
半径5kmのなかで、多岐にわたった。
これが功を奏した。
私個人では選ばないようなチョイス、お店。
だったから、新たな気付きがあって、毎回、ワックワク、
ドッキドキしながら、家族揃ってのお出かけタイムだった。
つまりは、「行ってみたい!」の気持ちに率直に、正直に
行動することで、刺激を感じる非日常にもなっていた。
ところが、今回、思わぬ横やりが入った。
そうコロナ禍。オミクロン株による再拡大。
まん延防止等重点措置で外出自粛ムードが一気に高まった。
私個人的には、久々に回転寿司もイイかな?と思っていた。
海なし県に住む我々が、美味しい海産物を頂く場所だったし、
PayPayで支払うと還元キャンペーン中だった。
何より、【それぞれが好きなものを注文する】【お皿を取る】なかで
入り乱れた「お願い!」と「ありがとう!」の言葉の活力、
そこにあふれた笑顔が、とっても心地よかったことを覚えているから。
だから、中3娘に逆リクエストして、
「今度の日曜日、回転寿司に行ってみない!?」と言ったのだが、
気持ちは向いておらず、結果はノーだった。
それもそっか。
受験を前に、体調を大事にしたい。
これまでの頑張りを無駄にしたくない。
今が、正念場。踏ん張りどころだから。
中3娘の想いを尊重した。
自炊で私が調理することにした。
そんな悩ましい、週末の土曜日。
宅配便である物が届いた。
それは、確かに、1ヶ月ほど前にポチっていた。が、
期待した年末年始シーズンが過ぎ去ったことで、
私の心では期待の薄れとともに、半ば忘れかけていたものだった。
【マグロのたたき、冷凍パック】だ。
何という幸運なタイミング!
出荷してくれた工場の人たちや
運んでくれた会社の人たちにも感謝した。
いざ、夕食用に使って見ると、
解凍もカンタン!小分け包装されてるのも便利!で
自家製マグロたたき丼があっという間に出来た。
中3娘が喜んでくれた。
家族の笑顔と新鮮な驚きが、いつもの食卓にあふれ、
小さな幸せをお手製でもたらすことが出来るって知った。
ふるさと納税も活用できていたことも良かった。
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