とある8月の日曜日。
朝から暑さを感じさせる日だった。
ゆっくりとしていても良さそうな、時の流れは
おでこからしたたる汗と共に、慌ただしさMAXのまま去っていた。
中3娘が図書館で借りてきた料理本の真ん中ほど
見開き1ページを何度も見直しながら、
手を動かしていた。
朝食の準備もおぼつかないなか、娘が家を出発するまでに
【お弁当を完成させる】というミッション遂行のため。
残り60分を切った… (^_^;)
土台となるお米は炊飯ジャーに任せっきりOK!としても、
具材の野菜を切って、刻んで、お肉と一緒に炒めて・・
と、想定以上に時間が必要だった。
娘が起きてくる前から仕込み始めないと
【間に合わないんだ】
やってみて、初めて学習した。
お弁当箱に敷いたお米の上に、
ドライカレーっぽい具を載せて、
隣に、ゆで卵1/2とミニトマト入れて。
いよいよ!
ところが。
フタが、フタが閉まらない・・(汗)
欲張り過ぎ、か。
それでも、「せっかくだから食べて欲しい!」と
気負った結果が裏目に出た (´;ω;`)ウッ…
微調整ののち、再トライの直前、、
妻が助け舟とばかりに割って入る。
「まだ、フタしなーい!」
保冷剤を持ってきた妻は、弁当箱の下にセット。
なんでも、お弁当が日中、腐らないように、
冷やさないといけないのだと知る。
必要なのだ。冷ましタイムが。
「自分で手を動かして、やってみないと分からんものだなぁ」
(心の声)
そんなこんなで、朝から暑かったとある夏の日のモーニング1.5hは
終幕した。
果たして、愛情を詰め込みすぎた、
父の作ったお弁当は、
中3娘の模試へのチャレンジに役立ったのだろうか?
夕方、帰宅した娘は一言も発しなかった・・・が、
それでも、台所に【洗い待ち】で出された弁当箱が
キレイに空になっていた様が、アンコールの声に違いなかった。
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