中3娘が高校受験をする日になった。
1週間前、手紙を書いて【緊張への備え】を私自身の教訓から伝えた。が、
いざ当日になり、「まだ何か勇気づけられる言葉を掛けられないだろうか… 」
そんなことを考えていた。
塾からは、当日の心得として、「念ずれば花開く」としたメッセージカードをもらっていた。
・あがっても大丈夫。実力は発揮できる。
・適度の緊張が実力発揮につながる。
など、だ。
先輩たちの失敗談に学ぶ-という副題にふさわしく、
なるほどなぁと思わせる内容が書かれていた。
緊張についての解決方法を調べているうち、
興味深い本の一節にも巡り合った。
【緊張とパニックとは違う】ということだった。
< 緊張は、考えすぎて固くなり、本能を失う。
パニックは、知覚を縮小させ、思考停止し、本能に戻る >
パニックは、経験不足から起こるもので、頭の中が真っ白になる。
=つまり考えて判断することが出来なくなる。
緊張は、「見られている」という意識が過剰になって、
心のなかで「上手くやってやろう」と思うばかりに固くなる。
どちらも【実力が発揮できなくなる】のだけれど、
パニックと緊張の違いが分かると(原因が分かるので)
ピンチからの脱出方法が異なる。と!
ここから、パニックは、不要である。が、
緊張はあっても良い。
緊張には、ある意味【開き直り】があると良い。
経験を積んでるから大丈夫!(経験不足ではないよ)という落ち着きと
自分が分からない問題は、他の人も分からないハズ… という諦め。
ひとつひとつの事がらに、【こだわらない!】
朝、受験校の近くまで車で送迎した。
少しでも緊張をほぐせるように、お笑い動画を見てもらった。-イマイチだった。
落ち着くように、とモーツアルトを流してみた。-効果があったのか不明だった。
最後に、リラックスが発動するおまじないとして言葉をかけた。
「受験会場について、同じ中学の友達の顔を見れば安心するから大丈夫だよ」
と伝えた。
優しさを込めた生の言葉を、
一人歩き出した中3娘の背中に贈る。
ここまで来たら、幸あれ!と願いながら。
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