「【恵方巻】を食っべた~い!」
中3娘が、昨日の食卓での言った気持ちだ。
「明日は何が食べたいかしら?」と問いかけた母親に答えて
の一コマ。
よくある日常のようでありながら、その中の違和感に気づいた。
それにしても、意外だったのだ。
のり巻き(恵方巻)を食べたいと表明したこどが。
ふだんはダイエット中(?)なのか、炭水化物(お米)を
夕飯には極力食べない(!)ようにしているみたいだったから。
「2022年の恵方は、北北西なのかー。するとこっちの方?」
話題はもう少し弾んだ。珍しい展開。
なぜなら、勉強時間を確保したい、と食事をさっさと済ませ、
自室にこもることが常になっている最近だったから。
「北北西を向いて、黙って食べきると幸福が来るんだよね!」
そう言って、照れくさそうに、はにかんでいる中3娘の顔に、
緊張感を解きほぐされた、柔和な時間を感じた。
そう言えば、恵方巻を食べる習慣って、自分が子供の頃はなかったよなぁと
思い出しつつ、時間の流れとともに定着してきた【恵方巻】に感謝!である。
この新しい節分イベントが、家族の食卓に会話のキッカケをもたらしてくれている。
何気なく生きている日常で、
意識することの無い【方角】を考える、年に1回の機会もイイな。
感性や自然に対するアンテナは高める行動をしてないと鈍るもの。
最近、読んだ本にも
【神秘さや不思議さに目をみはる感性】が【知る】ことよりも大事。
って書いてあったなぁ。読んでいて、そうだよなって妙に感動した。
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